SEMで地域ビジネス活性化を応援するため、リスティング広告とその周辺領域についてお伝えしていきます。

検索連動型広告は近い将来、キーワードに入札せずとも6割の成果、8割の売上を占めるようになるかもしれない

こちらのブログではお久しぶりとなってしまいましたが、所属するアナグラムでのブログの方ではちょいちょいと記事を書かせていただいております。ということもあり、こちらでお話しできるようなテーマも捻出できず放置となってました。楽しみにしてくれた方がいるかどうかは分かりませんが、更新ができずにすみませんでした。

時期も時期ですし、今年の締めのポストとなると思いますので、2015年以降のリスティング広告、その中でも検索連動型広告の今後について、2014年12月現在の僕が思っていることをお伝えしたいなと思っています。

珍しくコラム形式でお伝えします為、文章ばかりのポストとなりますがご了承くださいませ。また、本記事内容は個人の推測を元にして執筆しておりますので、本記事の内容により不利益を被った場合でも私は責任を持ちませんので、合わせてご了承くださいませ。

なぜこのポストは過激なタイトルなのか

今回の記事のタイトルは「検索連動型広告は近い将来、キーワードに入札せずとも6割の成果、8割の売上を占めるようになるかもしれない」ということで、けっこう過激なタイトルになっていますが、2014年にローンチ(公開)されたある機能がきっかけで予測されることがあり、それをそのままタイトルにしております。これによって予測される”とあること”が起きたときには、キーワードの入札(入稿)を行うこと無く、検索連動型広告で得られる成果(コンバージョン)で6割、コンバージョンによる売上やビジネスインパクトは検索連動型広告の8割を占めるのでは無いかなと思っています。

2014年にリスティング広告業界で起こったこと

僕はGoogle AdWordsにおいて、2014年に次の機能がローンチされたことを契機に検索連動型広告の運用が大きく変わると思っています。

これらの機能の共通項を考えてみると、どちらの機能も「データフィード」が密接に関係しておりまして、この「データフィードがリスティング広告でも利用できるようになった」という点が、非常に大きな契機になるであろうと僕は考えています。

ちなみにデータフィードって何?と言う方向けに、僕が社内勉強会向けに作ったざっくりとしたスライドですが、こちらも参考にしてみてください。

リスティング広告におけるデータフィード活用の歴史

ここでちょっとリスティング広告の歴史を振り返ってみましょう。データフィードを利用して配信する広告として、2012年6月に小売業種向けの「商品リスト広告」が誕生しました。もう2年半前のお話です。

商品リスト広告の仕組みであり特徴でもあるのですが、商品リスト広告ではキーワードへの入札が一切不要で、Google AdWordsアカウントにリンクしているGoogle Merchant Centerに登録された商品フィード(商品のデータフィード)の中から検索語句(検索クエリ)に最も関連する商品をマッチングさせ、その商品広告をGoogle検索結果に画像付きで掲載するというものです。

検索語句と広告のマッチングにキーワードの入札(入稿)が一切不要なため、僕が初めて商品リスト広告に触れた当初は、どのような検索語句で広告が表示されるのか仕組みを理解するのに時間がかかり、何をどうしたら成果を伸ばすことができるのだろうか、なんて考えていました。今となっては良い思い出です。

動的リマーケティングが小売り以外の業種で利用できるようになったことが契機に

商品リスト広告の登場からしばらくたった2013年7月に動的リマーケティングが実装されましたが、その時点ではまだ小売り業種のみでしか利用ができませんでした。そして時はたち、2014年10月に動的リマーケティングが小売り以外の業種で利用できるようになった事がきっかけで、検索連動型広告においてキーワードに入札せずとも6割の成果、8割の売上を占めるアカウントが簡単に作れる為の役者が1人を除き揃ったことになります。その役者陣をご紹介しますと、

  • 商品リスト広告
  • 動的リマーケティング
  • 動的検索広告

そして、ここに加わる最後の役者として、今後実装されるのではないかと僕が妄想予想する機能が加わった場合、恐らく、検索連動型広告で、キーワードに入札せずとも6割の成果、8割の売上を占めるアカウントが1時間もかけずに誰でも構築できるようになります。

ここまでのお話で、勘が鋭い方は既にひらめいているかもしれません。

将来的には小売り以外の業種向けにもデータフィードを元にした検索連動型広告が出せるようになるのでは?

つまり、一言で言ってしまえば、小売り以外の業種でも商品リスト広告のように、キーワードへの入札をすることなくデータフィードに基づいて検索連動型広告が出せるようになれば、全ての業種でデータフィード(≒取扱商品やサービス)に基づいた広告が出せるようになるのではないか?と言うことです。

商品リスト広告、広告カスタマイザ、小売り以外の業種での動的リマーケティングが実現できている現実を考えれば、小売り以外の業種でも、現行の商品リスト広告のようなデータフィードを元にした広告を実装すると言うことは、技術的にも多少のハードルはあるにせよ難しくはなく、実装はむしろ時間の問題なのかなと思っています。

商品やサービスが詰まったデータフィードに、Webサイトのコンテンツを元にして動的に広告を配信する動的検索広告が加われば、検索連動型広告で訴求したいビジネスを網羅できますので、キャンペーンを数個追加するだけでアカウントの構築は終わり、検索連動型広告ではキーワードに入札せずとも6割の成果、8割の売上を占めるような状態を作れてしまうようになると考えられます。

予想されることが実際に起きた場合、その後の展望

それでも従来通りのキーワードへの入札はなくならない

とはいえ、データフィードを元にした検索連動型広告が登場したとしても、従来通りキーワードへの入札、アカウントの設計は無くなりません。100点の成果や売上を目指すためには、やっぱり人が考え抜いて構築する必要があり、これらのテクノロジーだけでは目指すことは困難であることは間違いありません。人が考え抜いたアカウント+テクノロジーに寄り添うことが今後求められていくのではないでしょうか?

小売り業種ではショッピングカートを提供するASPが最も脅威に

これまでの話を総合すると、今後はテクノロジーの活用により一定以上の成果を出せるアカウントが簡単に作れるようになると予測されます。

とすると、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのASPは非常に多い商品データを持ちますので、もしもこれらASPがデータフィード≒商品マスターデータをフル活用した場合はとても大きな脅威となるでしょう。しかも、マスターデータの更新はASP側が何もせずとも、そのASPを利用する企業が自ら商品データを更新をしますので、いつでも最新のデータを元に広告が出稿できるというアドバンテージもあります。

考え抜かれていないアカウント、テクノロジーを避ける運用者はテクノロジーに追い抜かれる

繰り返しになりますが、データフィードのテクノロジーを活用することで、一定以上の成果を出すアカウントを短時間で構築できるようになると、これまでリスティング広告の運用に時間を費やすことができなかったり、思うような成果が出せなかった広告主でも、運用に失敗することなくビジネスを成長させることができるようになります。ということは、考え抜かれていないアカウントは成果という面で、それに容易に追い越されてしまう可能性が出てきますし、テクノロジーに寄り添うことで考えなくても良い作業などは簡略化することができるようになると、作業簡略化したことで確保できた時間をビジネスを拡大するにはどうすれば良いか?に当てることができるようになるので、テクノロジーを避ける運用者よりも先を走ることができるようになります。

最後に

ここまで、現状から予測できることについて、けっこう過激な内容になりましたが、言われてみれば確かにとおもったり、ちょっとヤバいなと実感してしまったり、思いは様々かなと思います。

データフィード最適化サービスを提供するフィードフォース社主催のセミナーで、アタラ合同会社の岡田吉弘氏が「データフィード広告の市場動向と環境変化」についてお話をされているので、今回の僕の記事を読んでいただき、少しでもデータフィードについて触れたい!勉強をしたい!という方は、その紹介した記事を是非一読ください。特にデータフィード回りは色々なものの流れが速く激しい割に、リスティング広告界隈ではあまり話題にされていない事実があり、早く着手しないと「気がついたら一人負けだった」みたいな状況にもなりかねません。テクノロジーを使う使わないは、総じて運用者の腕に委ねられますが、そもそも無知でしたと言う事態だけは避けるべきだと僕は考えていたりします。

最後になりますが、今年もご愛顧いただきありがとうございました。また来年も引き続きよろしくお願いいたします。

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