ページが見つかりませんでした – SEMで地域ビジネス活性化を応援するため、リスティング広告とその周辺領域についてお伝えしていきます。 https://sem-insight.com SEMで地域ビジネス活性化を応援するため、リスティング広告とその周辺領域についてお伝えしていきます。 Sat, 11 Dec 2021 14:37:44 +0000 ja hourly 1 ポストCookie時代の広告運用を「不安」と感じるか「チャンス」と感じるか https://sem-insight.com/2021/12/12/886/ Sat, 11 Dec 2021 22:00:00 +0000 https://sem-insight.com/?p=886
この記事は Feedforce Group Advent Calendar 2021 の 12日目の記事です。 昨日は、アナグラムのチームリーダーである森ひろしげさんの「APEXにハマった36歳のおじ...
 
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この記事は Feedforce Group Advent Calendar 2021 の 12日目の記事です。

昨日は、アナグラムのチームリーダーである森ひろしげさんの「APEXにハマった36歳のおじさんが『ゲーマーは仕事ができる』を言語化してみたらこうなった」でした。

ゲームの話かと思ったら、いつの間にか巧妙な感じでビジネススキルのいい話になっているとか、人の心に響くような文章が書けるようになりたい人生でした。

僕、ゼロからゲームを作ることはできませんが、Steamでゲームを買ってオープンワールド系をじっくり遊ぶのが好きで、PvPゲーは苦手なのでまったくやらないです。最近はサイバーパンク2077でメインジョブを一切進めずにサイドジョブ(お使いクエスト)ばっかりやってます。

前置きが長くなりました…

本日12日目はアナグラム株式会社の田中がお届けいたします。最近は「野田レーザーの逆算」という深夜番組でやっているWikipedia逆算がマイブームです。Wikipediaの「マンチカン」のページ内からリンクをたどって「徳川家康」にたどり着く場合、マンチカン→猫→江戸時代→徳川家康の3手でたどり着けるそうです。

12日目に投稿するのは、アドベントカレンダーの折り返し地点さしかかること、あえて日曜日の早朝から読むには胃もたれを起こしてもおかしくないテーマで投稿し、わざと読む機会を奪うというストロングスタイルでやってみたかったからです。僕の悪意でしかありません。

ポストCookie時代の広告運用って「不安」ですか?

先日、所属しているアナグラムの採用イベントに登壇しまして、ポストCookie時代の広告運用について、事前に募った沢山のQに対してAをバンバン返していく機会がありました。

当日でいただいた質問を1つ1つご紹介することはできないのですが、いただいた質問は主に次のように分類できました。

  • 運用型広告従事者に求められる変化
  • 非従事者とのコミュニケーションに求められる変化
  • 広告運用業務への影響
  • 代替施策などどのように対応するべきか
  • 各媒体は今後どのような取り組みを行っていくのか

これらの項目を改めて並べてみて感じたのは、どれをとっても不安の表れから来る質問なんだろうなぁということ。

わかります。僕も不安だなぁと強く感じることはありました。

そんなあなたに、我が社の BIG BOSS の言葉を届けます。

ここでいう漠然とした大きな悩みというのはつまり不安を指します。

…時を戻そう(ぺこぱの松陰寺さん口調で)

つまり、ポストCookie時代の広告運用に大きな不安を感じているのだとすれば、不安というモヤモヤした物に対して、

  • Cookie制限によって何が起きるのかを細分化し、整理をしてみる
  • 整理できたものに対して、どのような打ち手が取れるかを整理してみる
  • 整理された情報の中から、自分たちが実行できる打ち手を選ぶ

という3ステップを取ることで、不安というモヤモヤした実態のないものから、差し迫った危機というかたちで具現化され、危機に対して立ち向かうしかないという状態まで昇華させることができるはずなのです。

じゃぁ、細分化を行ってみよう

世の中をざっと見回してみると、Cookieの制限やポストCookie時代の広告運用に関して、計測への影響とターゲティングへの影響を混同されている方が多いような気がしています。

そして、それらを混同して捉えているが故に、自分で自分の不安を増大させているという状況になっているのかなとも思えてきています。

これらの不安(モヤモヤ)を解消するために、まずはCookieが制限されることによって何が起きるか、というのをざっくりと書き出してみましょう。

上図で簡単にざっくりとまとめています(実際はもっと細かく書けるはずです)が、まずCookieの制限によって運用型広告分野で起こりえる事象としては、計測への影響とターゲティングへの影響の2つに分けられます。

計測への影響と対策

計測に影響を及ぼす要因としては、主にApple の ITP(Intelligent Tracking Prevention)、GDPRやCCPAなどの法を根拠に実装が義務づけられたCookie同意プラットフォーム、そしてブラウザの3つです。

ここで注目すべきは、制限の差はあれど、広告効果の計測においてはファーストパーティCookieによる計測がまだ利用できると言うことです。

Google 広告やYahoo!広告、Facebook広告など主要な広告プラットフォームにおいては、ここ数年でファーストパーティCookieによる計測に置き換わってきていますので、サードパーティCookieのサポート終了による影響はそもそもありません。

加えて、Facebookであれば詳細マッチング、Google 広告であれば拡張コンバージョン(現在β版)というように、Cookieに依存しないコンバージョン計測の仕組みを提供し始めていますので、そもそもコンバージョンが計測できなくなるという状況も技術的には解消されつつあります

各プラットフォームが今後どのような解決策を提供してくれるか?という不確定な物はありますが、計測ができてこその運用型広告ではあるので、計測が今後一切できないみたいな悲観をする必要はないでしょう。

また、広告媒体ではないサードパーティ製のレポートツールでも計測自体はできる様になっていくと考えますが、ここではあえて言及を控えておきます(長くなるのでどこかの機会にでも)。

ターゲティングへの影響と対策

ターゲティングへの影響で一番大きいのは、訪問者を追跡するリターゲティングや興味関心などを使ってターゲティングを行うパーソナライズド広告になります。

これらの広告はサードパーティCookieの仕組みを使い、各サイトを横断してトラッキングする事で成立しくみになっているため、サードパーティCookieを利用してこれらの広告を配信している広告プラットフォームでは、いずれインプレッションがされなくなってゆくことになるでしょう。

これに関しての対応策としては、Googleがプライバシーサンドボックスという仕組みを提唱しており、Cookieに依存せず、ブラウザアプリ側でユーザーごとに算出されるシグナルに基づいてターゲティングを行うことが可能となることを目指しています

プライバシーサンドボックスに関しては、まだ構想段階であるため今後も変更などがなされて行くと思われますが、中でも下記2つの技術が、ポストCookie時代のターゲティング手法と言われています。

FLoC(Federated Learning of Cohorts)

詳細まで説明するとかなりのボリュームになるので、下記にGoogleによる説明ページへのリンクを貼り付けておきますが、簡単に言うとブラウザアプリがその履歴から「興味コホート」を算出し、広告主が指定した興味コホートがそれ一致した場合に広告が配信されるというものになります。

FLoC を使って広告を選択して配信するうえでのそれぞれの役割について、順を追って説明する図。FLoC サービス、ブラウザ、広告主、パブリッシャー(コホートの観測)、アドテック、パブリッシャー(広告の表示)
Google Developers Japan: FLoC の概要

Google Developers Japan: FLoC の概要

FLEDGE

こちらも詳細まで説明するとかなりのボリュームになるので、下記にGoogleによる説明ページへのリンクを貼り付けておきますが 、簡単に言うとブラウザアプリ自身が、ブラウザアプリ内で閲覧履歴を使って広告オークションを実施し、オークションに勝った広告主の広告を表示するようにブラウザアプリが広告枠に表示を指示するというものです。

FLEDGE – Chrome Developers

ターゲティングにはCookieしか利用されていないのか?

FLoCやFLEDGEなどCookieに依存しないターゲティングばかりが取り沙汰されていますが、果たして今の運用型広告のターゲティングは未だにCookieのみに依存しているのでしょうか?

例えば、GoogleであればGoogle 検索やYouTube、Discovery、MapsなどはGoogleドメイン下でサービスが提供されており、ほとんどのユーザーがGoogle アカウントにログインした上で利用していることでしょう。

これは筆者の推測も多分に含まれますが、Google 広告はGoogleのサービスドメイン下であれば、Cookieに依存せずGoogle アカウントとその行動履歴(アクティビティ)の情報を得ることができるので、広告のターゲティングは概ねできそうですね。

また、ブラウザにChromeを使っていてChromeからGoogle アカウントにログインをしていれば、google.com 以外のサービス外ドメインに関してもアクティビティが取得されるので、技術的にはこれらを使ったターゲティングも既にできそうです。

同じようにFacebookやInstagramであれば、アカウント情報やタイムライン上のアクティビティは把握出来ていますし、Cookieが一切利用できなくなったとしてもコンバージョンAPIが実装できていればサイトの訪問履歴も細かく取得できるので、FacebookやInstagramのタイムライン上に表示される広告に関しては、ある程度のターゲティングは今後もCookieに頼らずに利用することもできるでしょう。

このように各媒体について事実から仮説を立ててみると、技術的には既にCookieに依存しないターゲティングができる様にはなっており、ターゲティングができないとすればサービスドメイン外サイト上の広告枠におけるターゲティングに課題が残るということになるかなと考えます。

サービスドメイン外のサイトにおけるターゲティングは、先にも紹介したGoogleが提唱するプライバシーサンドボックスで解決ができるのではないか?と個人的には期待していたりしますので、いま時点ではそこまで悲観していません。

以前、ITPがローンチされた当時は危機感しかありませんでしたが、蓋を開ければなんとかなっているように見受けられるのと同じく、見えないところでものすごいテクノロジーがそれらの影響を感じさせないようなサポートをしてくれると思っていたりします。

蛇足ですが、なぜGoogleがYouTube広告やファインド広告を推しているか等も踏まえて妄想するとこのあたりの話題で白飯3杯はいけると思います。はい。

あるべき未来を描いてみよう

Cookieが制限されることによって受ける影響、そして現時点で取り得る対応策などを洗い出したら、改めてそれをまとめてみましょう。

非常に雑ですが次のような図でまとめることができました。

このように1つ1つ取れる対策をまとめみたうえで、こんなにあるのか…と捉えるのか、これしかないならやるだけだな!と捉えるのかで変わってきますが、やれることが明確になったのでこれをやるしかありません。

加えて、昨今の広告プラットフォームで主流となっている自動入札は、コンバージョンのシグナルがあってこそ機能するものなので、プラットフォーマーが提供する計測手段の実装をしないという選択肢もそもそもありません。

僕ら運用者は法律やプラットフォーマーなどに振り回されることが多いですが、僕ら運用者はルールチェンジャーではないので、決められたルールの中でどう戦うかを考え、実行していくしかないのです。

ちなみに、ここまで読んで共感をいただけているのであればやるべき事はもう分かっているので、広告運用者として頭ひとつ抜きん出る「チャンス」でしかない事も感じていらっしゃることでしょう。

そう、やれることをコツコツとやるのみです。

【PR】とはいえ、何かをやるにせよ相談できる環境(となりに誰を置くか)は重要

色々思考を整理したとはいえ、じゃぁ果たして自分は行動に移れるか?というのは環境要因が強いなと思っていて、やっぱり身近に相談できる人を置くというのも大切なんじゃないかなと。

ということで、所属するアナグラム含めフィードフォースグループでは「住む場所」の選択を諦めることなく働ける「日本全国どこでも採用」を実施しておりますので、ご興味あればよしなに。

(無理やり採用の話につなげたな…感はありますがお許しを…)

それでもまだ不安を感じますか…?不安への向き合い方のひとつとして

今回はポストCookie時代の運用型広告というテーマの上で、不安との向き合い方についてお伝えしてきましたが、これはポストCookie時代の運用型広告に限らず、日常の様々な不安に対しても利用できる考え方だなと思っています。

ご縁あってこの記事を読んでくださっているそこのあなた。

もし何か不安というモヤモヤを感じているのだとしたならば、今回ご紹介したような方法で因数分解して細分化し、ロジックツリーなどに落とし込んでみた上で、あるべき未来を描いたりしてみてはいかがでしょうか。

きっと多少はモヤモヤが晴れると思いますし、そうなってくれると嬉しいですね!

以上、フィードフォースグループ Advent Calendar 12日目でした!

明日13日目は、株式会社フィードフォースのスクラムマスター pokotyamu ことえーちゃん先輩さんです!

予定通りなら「来年30周年のあのバンドについて」語ってくれるようです。楽しみですね!

 
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2021年に更新される Google Merchant Center 商品データ仕様の変更点とそのポイント https://sem-insight.com/2021/04/08/849/ https://sem-insight.com/2021/04/08/849/#comments Wed, 07 Apr 2021 22:30:00 +0000 https://sem-insight.com/?p=849
Google Merchant Center はオンラインで商品を探しているユーザーの利便性を高めるため、Google Merchant Center で使用される商品データ(商品フィード)の仕様を毎年更新しています。 ...
 
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Google Merchant Center はオンラインで商品を探しているユーザーの利便性を高めるため、Google Merchant Center で使用される商品データ(商品フィード)の仕様を毎年更新しています。

2021年に行われる仕様変更についてもGoogleから内容が発表されましたので、変更点とそのポイントについて簡単に解説してみます。

参考:2021 年 Merchant Center 商品データ仕様の更新のお知らせ – Google Merchant Center ヘルプ

2021年4月6日より適用される変更点

購入手続き時の不適切な価格設定に対する違反措置

Merchant Center の商品データとランディング ページ間における価格の正確さを確保するための既存プロセスに加え、購入手続きプロセス全体にわたっても価格の正確さを審査し、違反に対して措置を実施する運びとなりました。アカウント審査の際、ある商品の購入手続き時の価格がランディング ページに表示されている価格より高いことが判明した場合、こうした不一致を 28 日以内に解消するよう求める警告が発行されます。不一致が解消されない場合は、アカウントが停止されます。

2021 年 Merchant Center 商品データ仕様の更新のお知らせ – Google Merchant Center ヘルプ

今回の変更でアカウントの審査(定期的に実施されます)の際に、ある商品の購入手続き時の価格がランディングページに表示されている価格と一致するかチェックされるようになります。

これまでは、商品データに設定された price [価格] 属性 の商品価格(日本では税込み価格)と、同じく link [商品リンク] 属性 で指定された商品ページに記載されている商品価格との整合性のみ確認していましたが、今回の変更により、カート内や購入完了までの一連のプロセス内で提示される商品価格との整合性まで確認されるようになりました。

詳細については下記の記事も参考にしてみてください。

参考:Google Merchant Center、価格設定の不一致に対して利用停止の警告を開始へ|アナグラム株式会社

地域ごとの配送所要日数

配送サービスを作成せずに、地域ごとの配送所要日数を商品アイテムレベルでカスタマイズするには、shipping [配送] 属性の新しいサブ属性である min_handling_time [最短発送準備時間] / max_handling_time [最長発送準備時間] および max_transit_time [最短お届け日数] / max_transit_time [最長お届け日数] を使用します。新しい shipping [配送] サブ属性は、ショッピング広告と無料リスティングに適用され、「Google で購入」には適用されません。

2021 年 Merchant Center 商品データ仕様の更新のお知らせ – Google Merchant Center ヘルプ

これにより、商品フィード上でも地域ごとにお届け日数と発送準備時間を設定できるようになります。これまでは Google Merchant Center の配送設定でのみ可能でした。

ただし、shipping [配送] 属性で指定できる地域は1つなので、複数の配送地域を指定する場合はカラムやフィールドを設定したい地域分追加(上限は最大100個)する必要があるため注意です。基本的にはGoogle Merchant Center上で設定しておき、特定の商品だけ直接指定したい場合などに利用するにとどめましょう。

商品の在庫状況を「入荷待ち」に変更

availability [在庫状況] 属性を使用する場合に、商品が入荷待ちであることを指定できるようになりました。これを行うには、availability_date [入荷予定日] 属性で、入荷待ちの商品の入荷予定日を指定する必要があります。商品の在庫状況が「予約」に設定されている場合も、availability_date [入荷予定日] 属性を指定する必要があります。このことは、ショッピング広告と無料リスティングに適用され、「Google で購入」で掲載される商品には適用されません。

2021 年 Merchant Center 商品データ仕様の更新のお知らせ – Google Merchant Center ヘルプ

availability [在庫状況] 属性で指定できた値はこれまで in_stock [在庫あり]、out of stock [在庫なし]、preorder [予約]の3つでしたが、ここに backorder [取り寄せ] という値が指定できるよう追加されました。

availability [在庫状況] 属性で指定できる属性値

  • in_stock [在庫あり]
  • out of stock [在庫なし]
  • preorder [予約]
  • backorder [取り寄せ] ← 今回追加された値

backorder [取り寄せ]

商品の在庫は現時点ではありませんが、注文は受け付けており、商品が入荷され次第、発送される予定です。availability_date [入荷予定日] 属性を使用して、商品が発送可能になる日付を指定する必要があります。

注: preorder [予約] 値は、まだ発売されていない新しい商品に対してのみ使用してください。現時点では在庫がなく、後日在庫が補充される既存の商品の注文を受け付けている場合は、backorder [取り寄せ] を代わりに使用する必要があります。

availability [在庫状況] – Google Merchant Center ヘルプ

これまで、一時的な在庫切れの場合は属性値として適切な物が用意されていなかったため、out of stock [在庫なし] を指定するほか無く、指定した結果ショッピング広告や無料リスティングなどには表示されないという状態になっていました。

今回、backorder [取り寄せ] 値が追加されたことによって、一時的に在庫切れ状態だけれども、Webサイト上で購入は行える商品についてもショッピング広告や無料リスティングなどでも商品を表示させることができるようになったため、適切に使えば購入機会の増加(表示回数が増える)が期待できます。

ただし、backorder [取り寄せ] 値を利用する場合は、同時に availability_date [入荷予定日] 属性の設定が必要になりますので入荷予定日は必ずセットで設定するようにしましょう。

追加の値

size_type [サイズの種類] 属性を使用する場合に、値「big」、「tall」、「plus」を追加して、アパレルのサイズを示すことができるようになりました。また、「petite maternity」や「big and tall」など、値を最大 2 つ指定することも可能になりました。size_type [サイズの種類] 属性の値「oversize」は使用できなくなりました。代わりに値「plus」を使用してください。

2021 年 Merchant Center 商品データ仕様の更新のお知らせ – Google Merchant Center ヘルプ

これまで size_type [サイズの種類] 属性では、regular [レギュラー サイズ]、petite [小さいサイズ]、oversize [大きいサイズ]、maternity [マタニティ]の4種が指定できましたが、ここに plus [大きいサイズ]、tall [トールサイズ]、big [ビッグサイズ] の3つが加わり、oversize [大きいサイズ] が廃止されることになりました。

これに伴い、oversize [大きいサイズ] を利用している場合は、plus [大きいサイズ] に値を変更しておく必要があります。

また、今回の仕様変更より、2つまで属性値が指定できるようになりました。指定する場合はカラムやフィールドを2つ用意し、それぞれに属性値を1つずつ設定します。1つのカラムやフィールドでカンマ区切りと言った方法によって2つを同時に設定することはできません。

ちなみに、plus [大きいサイズ]、big [ビッグサイズ] の使い分けですが、下記のように考えておけば良さそうです。

What Does Big Mean?

Made with larger measurements though the neck, shoulders and chest.

For Big guys, finding clothes that fit has always been a struggle. Thankfully, many brands are expanding their lines to accommodate larger sizes. This means larger men can rest assured they don’t have to choose between fit and quality – they can have both. And even better than that, “big” sizes are made with the same material and high-quality construction as any other item on the market, even their smaller counterparts.

(DeepLによる和訳)

ビッグとは何か?

首、肩、胸などの寸法が大きく作られていること。

大柄な男性にとって、フィットする服を見つけるのはいつも苦労しています。ありがたいことに、多くのブランドが大きなサイズに対応できるようにラインを拡大しています。つまり、体の大きな男性は、フィット感と品質のどちらかを選ぶ必要はなく、両方を手に入れることができるのです。さらに良いことに、”ビッグ “サイズは、他のアイテムと同じ素材と高品質な構造で作られています(例え小さいサイズでも)。

What are the Differences Between Big, Tall, Big & Tall, and Plus Size? | LogoSportswear Library

What is Plus Size?

Made for women with larger measurements in the bust, waist, and hips.

Plus Sizes encompass clothing for women that commonly fall between size 14W and 24W. They’re usually cut to accommodate curves, and often made with fabric that stretches easily. You’ll sometimes even see “Tall” and “Petite” in relation to plus sizes, which are tailored for women above 5’8″ and below 5’4″, respectively.

But what about those X sizes, like 1X and 2X? According to Size Charter, X sizes encompass more than one numerical size. You’ll almost always find this system in knitwear and other relaxed fits, since it doesn’t offer the exact dimensions required for tailored pieces. For instance, a woven dress or business suit will usually feature a misses’ or women’s size, while a sweater or a pair of pajama pants usually uses the X size.

(DeepLによる和訳)

プラスサイズとは?

バスト、ウエスト、ヒップのサイズが大きい女性のために作られています。

プラスサイズは、一般的にサイズ14Wから24Wの間に位置する女性用の服を指します。通常、体のラインに合わせてカットされており、伸びやすい素材を使用しています。プラスサイズに関連して、”Tall “や “Petite “という言葉を目にすることがありますが、これらはそれぞれ身長180cm以上と170cm以下の女性向けに作られています。

では、1Xや2XなどのXサイズはどうでしょうか?サイズ憲章によると、Xサイズは1つ以上の数値のサイズを包含しています。このシステムは、ニットウェアなどのリラックスした着心地のものに多く見られますが、これはテーラード製品に必要な正確な寸法を提供していないからです。例えば、布帛のドレスやビジネススーツにはミスサイズやレディースサイズが使われ、セーターやパジャマのパンツにはXサイズが使われます。

What are the Differences Between Big, Tall, Big & Tall, and Plus Size? | LogoSportswear Library

お支払いプランのある商品の国外掲載の禁止

お支払いプランのある商品(つまり、subscription_cost [定期購入の費用] または installment [分割払い] 属性を使用する商品)を単一のフィードを使用して国外で掲載することはできなくなりました。お支払いプランのある商品を複数の国で掲載するには、商品を複製して、国ごとに個別のフィードで指定する必要があります。お支払いプランのある商品のうち、複数の国を対象としている商品は、すべて不承認となります。このことは、installment [分割払い] または subscription_cost [定期購入の費用] 属性が利用可能なすべての国のショッピング広告と無料リスティングに適用されます。

2021 年 Merchant Center 商品データ仕様の更新のお知らせ – Google Merchant Center ヘルプ

日本の場合、subscription_cost [定期購入の費用] または installment [分割払い] 属性google_product_category [Google 商品カテゴリ] 属性で指定されている下記カテゴリに属している商品のうち、モバイルの契約がセットで必要となる端末が、分割払いで購入できる場合にのみ利用ができる属性となります。

  • スマートウォッチ(201)
  • 携帯電話(267)
  • タブレット PC(4745)
  • スマートフォンのプリペイド カードと SIM カード(6030)
  • GPS トラッキング デバイス(6544)

つまり、携帯キャリアなどが契約と同時に端末を販売する場合に使われる属性になるので、日本の場合ではほとんど利用する機会はありません。なので詳説は割愛します。

2021年6月15日以降に適用される変更点

不承認を回避するためにブランドと MPN の固有の組み合わせを指定

商品データ内の複数の商品で同じブランドと MPN の組み合わせが使用されている場合、それらの商品は不承認となる可能性があります。商品は次の場合に不承認となります。

brand [ブランド]mpn [製品番号] の組み合わせは同じだが、item_group_id [商品グループ ID] の値が異なる複数の商品がある場合。
brand [ブランド]mpn [製品番号] の組み合わせが同じで、バリエーション属性が同じである複数の商品がある場合。バリエーション属性には、color [色]material [素材]pattern [柄]size [サイズ]size_type [サイズの種類]unit_pricing_measure [価格の計量単位]gender [性別]product_detail [商品の詳細]condition [状態]multipack [マルチパック] が含まれます。

4 月 6 日より、商品アイテム単位の警告が診断ツールに表示されます。6 月 15 日より、これらの警告は未解決の場合に不承認になります。

2021 年 Merchant Center 商品データ仕様の更新のお知らせ – Google Merchant Center ヘルプ

本来は1つのブランド下における商品については、mpn [製品番号] ユニークで複数存在するはずは無いという前提が出発点になっています。

冷静に考えてみれば、1つのブランド下において同一の mpn [製品番号] が割り振られた商品が複数の異なるitem_group_id [商品グループ ID] に渡って存在するということは、つまり重複していると言うことになるので、今後はそういった重複が発生している商品については不承認となる可能性が出てくるというのが変更の趣旨なのかなと思います。

同じくして、色やサイズ展開している商品のうち、brand [ブランド]mpn [製品番号] の組み合わせが同じかつ、バリエーション属性も同じのケースも重複に当たるので、これも不承認になる可能性が高いということになります。

日時属性にタイムゾーンを追加

日時属性(availability_date [入荷予定日]expiration_date [有効期限]sale_price_effective_date [セール価格有効期間])でタイムゾーンが指定されていない場合、その属性は UTC タイムゾーンにあるものとみなされます。日時属性がどのように指定されているかを確認し、タイムゾーンと時刻が欠落している場合は明示的に追加することをおすすめします。このことは、promotion_effective_dates [プロモーション有効期間] や promotion_display_dates [プロモーション表示期間] など、プロモーション固有の属性には適用されません。

2021 年 Merchant Center 商品データ仕様の更新のお知らせ – Google Merchant Center ヘルプ

これまで日時を指定する属性では、タイムゾーンを明示しなくとも商品フィードで一番最初に設定されたメインの販売国のタイムゾーンに自動修正されていましたが、今後はタイムゾーンがUTCとみなされるため、商品フィード上でタイムゾーンの明示が必要になります。

日本国内向けのタイムゾーンを加味した日時属性を設定する場合は、下記のように日時の後ろに +0900(UTC+09:00の意味)を必ず付与する必要があります。

日付のみ指定する場合

例:日本時間 2021年4月8日

2021-04-08T+0900

※時刻を省略した場合は、同日の23:59:59とみなされる

日付と時刻を指定する場合

例:日本時間 2021年4月8日13時00分00秒

2021-04-08T13:00:00+0900

期間を指定する場合

例:日本時間 2021年4月8日13時00分00秒から2021年4月14日10時00分00秒まで

2021-04-08T13:00:00+0900/2021-04-14T10:00:00+0900

※この場合は /(スラッシュ)で開始日と終了日を区切る

2021年9月15日以降に適用される変更点

配送先国のサブ属性が欠落している場合の指定

複数の販売先の国で商品を表示する場合は、メインフィードの設定でメインの販売先以外の国を追加するか、個々の商品の shipping [送料] 属性を使用してください。shipping [送料] 属性を指定するときは、商品が対象の国で表示されるように、配送先国のサブ属性を指定することが必要となりました。指定しない場合、9 月 15 日以降、商品は不承認となります。商品アイテム単位の警告(「country [国](shipping [送料] のサブ属性)のサブ属性がありません」)は [診断] ページに表示されるようになっているため、不承認となる可能性がある商品をご確認いただけます。

2021 年 Merchant Center 商品データ仕様の更新のお知らせ – Google Merchant Center ヘルプ

これまでは、shipping [送料] 属性 のサブ属性である country [国] を指定しな忘れた場合は、警告が表示され shipping [送料] 属性 で設定された内容が無効となる措置がとられていましたが、今後は警告ではなく不承認となります。

今後不承認となるアイテムは既に Google Merchant Center の [商品] メニュー下の [診断] ページから確認できるので、今のうちから修正の対応しておきましょう。

2021年の変更は地味だけれども大きな変更が多い

今回の変更点をざっと読み返してみると、おおよそ3種類に分類できます。

  • 値の一貫性に関するチェック(購買プロセスにおける価格の一貫性や重複商品データの排除)
  • 属性値の追加(指定できる属性値が増えた)
  • 属性値の明示(これまで省略できた物ができなくなった)

個人的には、availability [在庫状況] 属性 でbackorder 値が指定できるようになったことは大きな変更かなと思います。一方で availability_date [入荷予定日] 属性 をセットで設定する必要があるので、使いやすいか使いにくいかで言うと使いにくい物だと思います。

しかしながら、購入が可能な入荷待ちの商品に対して out of stock 値を割り当てて非表示にならざるを得ないケースが減る分、ショッピング広告や無料リスティングにおいて表示機会が増えることは間違ありません。正しく設定できれば在庫切れと入荷待ちを頻繁に繰り返すような商品であっても集客のチャンスを逃すことが無いようにしたいですね。

その他の変更点に関しても、対応しておかないといけない変更点は複数出てくるかと思いますので、今のうちからしっかりと備えましょう。

これを知って対応できるのと知らずに放置するのとでは、そこに大きな差が出るかも?と言うのが個人的な感想です。

 
Source: SEM Insight
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https://sem-insight.com/2021/04/08/849/feed/ 1
Google 広告でビジネスオペレーションの適格性確認が日本でも始まります https://sem-insight.com/2020/12/05/837/ Sat, 05 Dec 2020 13:13:05 +0000 https://sem-insight.com/?p=837
前回投稿した記事では、詐欺まがいの手法をとっていると思われる広告主の広告をGoogleに報告する方法について説明しました。 広告の報告方法をブログで説明しないといけない状況になるくらい、引き続きGoogle 広告のコミュ...
 
Source: SEM Insight
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前回投稿した記事では、詐欺まがいの手法をとっていると思われる広告主の広告をGoogleに報告する方法について説明しました。

広告の報告方法をブログで説明しないといけない状況になるくらい、引き続きGoogle 広告のコミュニティには改善を要望する声が届いておりますが、Googleも指をくわえて静観している訳ではありません。

参考:Stopping bad ads to protect users
https://blog.google/products/ads/stopping-bad-ads-to-protect-users/

世界全体での数値になりますが、2019年には27億もの広告(1分の間に5,000個)を不承認、100万ものアカウントを停止としてきており、ユーザーを保護するために多大なリソースを割いて、悪意のある広告の停止を続けてきています。

日本を除く一部の国では、事業運営の確認プログラムが開始

悪意のある広告からユーザーを守る方法のひとつとして、2020年の3月より日本を除く一部の国において事業運営の確認プログラムが開始されていました。

参考:新しい事業運営確認プログラム(2020 年 3 月) – Google 広告ポリシー ヘルプ
https://support.google.com/adspolicy/answer/9716673?hl=ja

これにより、Googleによって事業運営の確認が必要とされた場合、確認プログラムが完了するまで広告の配信が制限されることになります。

これまでも、選挙広告やギャンブル、ヘルスケア、チケット販売など特定のジャンルでは確認プログラムが存在していましたが、このタイミングで広告主の身元確認や、ビジネスオペレーションの確認プログラムが追加されておりました。

2021年1月25日より、日本でもビジネスオペレーションの適格性確認プログラムが適用される

ひっそりとですが、2020年11月にGoogle 広告ポリシーの更新のお知らせページにて、事業運営の確認の一環として、2021年1月25日付でビジネスオペレーションの適格性確認プログラムが開始されることがアナウンスされました。

参考:ビジネス オペレーションの適格性確認のためのアカウント一時停止措置のグローバル リリース(2020 年 11 月) – Google 広告ポリシー ヘルプ
https://support.google.com/adspolicy/answer/10217106?hl=ja

Googleによってビジネスオペレーションの適格性確認が必要と判断された場合は、直ちに広告アカウントが停止され、確認プログラムが完了するまでは広告の配信が止まるようになります。

ビジネスオペレーションの適格性確認が必要とされるのはごく僅かな広告主

そもそもビジネスオペレーションの適格性確認が必要と判断されるのはどのようなケースなのでしょうか。Google 広告ヘルプによれば下記のように明記されています。

お客様のビジネスについて詳しく伺うため、ビジネス オペレーションに関する情報の適格性確認をお願いする場合があります。具体的には、ビジネスモデル、企業登録情報、提供するサービスの種類、ビジネス手法、宣伝の対象とするブランドや第三者との関係性(該当する場合)など、ビジネスに関する詳細情報が含まれます。

ビジネス オペレーションの適格性確認に関する広告主の選定基準

ビジネス オペレーションの適格性確認対象に選ばれる可能性があるのは、たとえば、その広告活動が不明瞭だと認定されたり、広告コンテンツが誤解を招く可能性があると判断されたりした広告主様です。この確認手続きは、Google 広告で宣伝されている商品やサービスの提供者をユーザーが把握できるようにするためのものです。

適格性の確認について – Google 広告ポリシー ヘルプ
https://support.google.com/adspolicy/answer/9703665?hl=ja#901

あまり具体的なことを記載してしまうと、それをハックする広告主が出てくることを想定して、かなり幅をもたせた記述となっています。

ですので、これは個人的な想像の範囲ではありますが、例えばWebサイトに特定商取引法表示がなかったり、運営者情報がテキストではなく画像だけだったり、ブランド品が中古品でないにもかかわらず不当に安く表示しているようなECサイトなどが対象になるのではないかと考えています。

いわゆる偽造品、模倣品販売、または購入したのに商品を発送しないといった詐欺まがいのサイトたちなどがこれに当たるものかと想像します。

ですので、ほとんどの広告主にとっては対象となりませんので、このポリシー変更に対して恐れることはありません。

やっと重い腰をあげたGoogle

日本では、Yahoo!広告で以前からアカウント開設時に審査が行われ、必要に応じで本人確認が必要となっています。これによって、ビジネスが不透明な広告主からの広告が表示されるということは基本的にはありません。

参考:本人確認について – ヘルプ – Yahoo!広告
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ss/articledetail?lan=ja&aid=22781&o=default

なので、個人としてはGoogleもやっと重い腰を上げてくれたか…、というのが正直な感想です。

とはいえ、Yahoo!広告とは異なり、Google 広告のアカウントが開設されたあとに適格性確認が入ることになると思いますので、多少なり広告が表示されてしまう危険性はまだあります。

防波堤として事前に悪質な広告の掲載を防ぎきることはできないものとは思いますが、これまで野放しになっていた悪質な広告の掲載を、ある程度防げるようになることは大きな前進だと思います。

今回のポリシー変更は悪質なビジネスと判断された広告主が対象となりますが、卑猥なYouTube 動画広告も掲載する広告主に対しても、厳し目に見てもらえるように早くならないかな…と思う今日このごろです。

 
Source: SEM Insight
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Google 検索やYouTubeで詐欺や卑猥な内容と疑われる広告を報告し、掲載を停止するように審査を要望する方法 https://sem-insight.com/2020/11/28/799/ https://sem-insight.com/2020/11/28/799/#comments Sat, 28 Nov 2020 05:00:56 +0000 https://sem-insight.com/?p=799
Google 広告のヘルプコミュニティにて、Google 検索結果において表示される広告が詐欺サイトへの誘導となっていたり、YouTubeを視聴中に表示される動画広告が卑猥なものになっているので、広告を即座に停止してほし...
 
Source: SEM Insight
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Google 広告のヘルプコミュニティにて、Google 検索結果において表示される広告が詐欺サイトへの誘導となっていたり、YouTubeを視聴中に表示される動画広告が卑猥なものになっているので、広告を即座に停止してほしいという投稿が増えてきています。

本題から外れますが、なぜこのような投稿がGoogle 広告のヘルプコミュニティに集まってしまうかは、Googleで「google 広告 止めたい」などと検索したときに、検索結果の上部にGoogle 広告のヘルプページが掲載されるためで、その経由でヘルプコミュニティに広告主以外からの投稿が増えるという理由かと思います。

これは仕組みの問題なので、投稿者がヘルプコミュニティに投稿してしまう気持ちが分かります。

詐欺や卑猥な内容などの理由でポリシー違反をしている広告は報告できる

日本のGoogle 広告のヘルプコミュニティでは、投稿に対して基本的にGoogleが投稿を見てアクションを起こしたり、回答に対して直接返信するということは無いため、不適切と思われる広告の停止などの要望を投稿しても何も変わりません。

Googleに対して直接意見を上げる方法として、不適切な広告が表示された場合に報告する機能が備わっています。

Googleの広告審査は機械と人の目で行っていますが、彼らも万能ではありません。中には審査を通り抜けてしまっている広告も存在します。そのために、第三者からもポリシーに抵触していると疑われる広告の報告をする機能が備わっているのです。

Googleとしても、広告の審査精度をあげるために、こういった第三者からの報告は歓迎していると思いますので、詐欺や卑猥な広告を発見した際には広告の報告をしましょう。

報告した内容は審査され、審査の結果その広告がポリシーに抵触してると判断された場合は、広告の再審査が行われるなど対応がなされます。

審査の結果、問題が無い判断とされた場合は広告の掲載が継続されますが、あくまでも、この広告の報告機能は確実に広告の停止をお願いできる機能ではない、という点は注意点として覚えておきましょう。

これは悪意を持った報告から広告主を守るためなので、そのあたりは理解した上で利用しましょう。

不適切と思われるGoogle 広告を報告する方法

Googleの検索結果に表示される広告と、YouTube視聴中に表示される動画広告で報告の方法が異なります。

Googleの検索結果に表示される広告の報告方法

1-a. 広告の右側の「▼」または「i」を選択して広告の報告ページを表示する

広告上部の「▼」または「i」を選択します。

「広告の表示について」を選択します。

「この広告を報告」を選択します。すると、ブラウザ上に広告報告ページが開かれます。

1-b. 広告を発見したら新しいタブを開いて、広告の報告ページを表示する

前述の1-aの方法が取れなかった場合は次の手順に沿ってください。

  1. 該当する広告は報告のために表示させておく必要があるため、広告を見つけたら、まずブラウザの新しいタブを開きましょう。
  2. ブラウザの新しいタブを開いたら、下記の報告ページを表示させます。

広告に関する問題の報告 – Google 広告 ヘルプ
https://support.google.com/google-ads/troubleshooter/4578507?hl=ja

2. ページに書かれた手順に沿って入力を行う

引用元:広告に関する問題の報告 – Google 広告 ヘルプ

詐欺が疑われる場合は「広告が他の Google 広告ポリシーに違反している」で良いかと思います。

商標や偽造品に関するポリシーに抵触しているかどうかは判断が難しいと思いますので…。

引用元:広告に関する問題の報告 – Google 広告 ヘルプ

広告の種類を選びます。Googleの検索結果に表示されるテキストだけの広告は「検索広告」、商品画像付きで表示される広告は「ショッピング広告」、YouTubeの動画再生ページに表示される広告や動画再生時前などに再生される動画広告は「YouTube 広告」、Webサイトを閲覧していて表示される広告、Gmailに表示される広告、Google マップに表示される広告は「その他広告」を選択します。

引用元:広告に関する問題の報告 – Google 広告 ヘルプ

不適切だと思われる理由を選択します。

詐欺が疑われる場合は「誤解を招く内容や詐欺に当たる内容」を選択します。詐欺の疑い以外の場合は該当する理由を選択しましょう。

引用元:広告に関する問題の報告 – Google 広告 ヘルプ

どのような点が問題になっているかを選択します。なぜか英語になっているので、下記を参考に選択してください。

  • Fake news(フェイクニュース)
  • False claims about identity, qualifications, product or service(身元、資格、製品やサービスに関する虚偽の主張)
  • Inaccurate information. i.e. pricing, availability, shipping, etc(不正確な情報(例:価格、在庫状況、配送など))
  • Misleading use of my trade name, company name or registered business name(私の商号、会社名、または登録された事業名の誤解を招くような使用)
  • Products or services that aren’t available(利用できない製品やサービス)

ここの選択内容はケースバイケースになりますが、公式サイトとそっくりなページに誘導されている場合は「Misleading use of my trade name, company name or registered business name(私の商号、会社名、または登録された事業名の誤解を招くような使用)」が選択肢としては一番近いかなと思います。

そうではないケースだと「False claims about identity, qualifications, product or service(身元、資格、製品やサービスに関する虚偽の主張)」か「Inaccurate information, i.e. pricing, availability, shipping, etc(不正確な情報(例:価格、在庫状況、配送など))」になるかなと思います。

引用元:広告に関する問題の報告 – Google 広告 ヘルプ

メールアドレスを入力したら、広告のリンクアドレスをコピーします。

リンクアドレスの貼り付け欄が空欄の場合は次の手順でリンクアドレスを貼り付けます。すでに入力されている場合は変更しないでください。

  • パソコンの場合は右クリックしてメニューから「リンクをコピー」して貼り付け
  • スマートフォンの場合はロングタップ(長押し)するとメニューが表示されるので、Safariなら「コピー」、Chromeなら「リンクのURLをコピー」を選んでコピーのうえ貼り付け

コピーしたURLフォームに貼り付けると、「https://www.google.com/aclk?~」で始まる文字列が貼り付けられますが、これで合っています。

他にも情報がありましたらの欄には、分かる範囲で詳細を記入してあげましょう。

以上まで入力したら「送信」を選んで報告が完了です。

YouTubeに表示される動画広告を報告する方法

YouTubeに表示される動画広告はブラウザとアプリで若干異なります。

1-a. ブラウザでYouTubeを視聴している場合

[広告 0:00] と [広告主のサイトにアクセス] の間にある「i」を選択し、「この広告について」を選択。

「この広告を報告」を選択します。

1-b. アプリでYouTubeを視聴している場合

[広告 0:00] の右側にある「i」をタップします。

「この広告について」の左側にある「i」をタップします。

「問題がある広告として報告」をタップすると、ブラウザアプリが開いて報告ページが表示されます。

2. ブラウザにて報告ページが開くので、フォームに沿って入力する

入力方法については前述の検索広告を報告するケースと同じになるので割愛しますが、下記にて一部補足します。

卑猥な広告を報告する場合

引用元:広告に関する問題の報告 – Google 広告 ヘルプ

「広告で何が問題となっていますか」も選択肢が英語になっているので、下記を参考に選択してください。

  • Content involving minors (未成年者を含むコンテンツ)
  • Nudity/Pornography (ヌード/ポルノ)
引用元:広告に関する問題の報告 – Google 広告 ヘルプ

YouTubeから報告した場合、リンクアドレスは事前に入力されているのでそのままにしておきます。

以上で広告の報告は完了します。

報告者に対するフィードバックは基本的になされない

前述のとおり、この報告を行うことによってGoogleが報告内容に沿って審査を行いますが、その結果については報告者に通知はされないので注意が必要です。

1日に全世界で何千何万もの報告が上がってくると思われるため、1つ1つに対して回答ができるリソースも無いことが理由と思いますので、このあたりは理解してあげましょう。

また、相当数の報告をチェックするにはある程度時間もかかります。報告したのにまだ反映されない!ムキーッ!っとならないよう気長に待ちましょう。また、審査の結果問題なしとされるケースもありますので、こういった報告を行うことによって改善すればいいな…ぐらいに思っておくぐらいの心持ちがちょうど良いかなと思います。

こういった報告が増えていくことによって、審査のスキを突いた悪質な広告を減らすことができていくと思いますので、皆様もGoogle 広告コミュニティに投稿する前に、報告のご協力をいただけますと幸いです。

【追記】もし詐欺サイトで商品購入や個人情報を入力してしまったら…

もし、詐欺サイトで商品を購入してしまった場合、クレジットカードや個人情報が盗まれ、情報が悪用される可能性があります。

このような詐欺サイトを利用しないというのが一番の安全策ではありますが、万が一、購入や個人情報を登録してしまった、不安に思っている場合には、下記サイトをご一読いただき、関係各所に相談をしましょう。

消費者庁

インターネット通販トラブル | 消費者庁

消費者ホットライン(電話):188 番

警察庁

警察庁 インターネット安全・安心相談

緊急の事案は電話から110番へ。

そのような広告の審査を通すGoogleが悪い!というご意見も一理あるかもしれませんが、安全のため、まずは関係各所への相談を優先してください。

※アイキャッチ画像は Unsplash より

 
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https://sem-insight.com/2020/11/28/799/feed/ 1
「Google に掲載」プログラムが名称統一、「無料リスティング」に変更へ https://sem-insight.com/2020/11/17/788/ Tue, 17 Nov 2020 11:25:08 +0000 https://sem-insight.com/?p=788
購入者に表示される名称と Merchant Center の機能名を一致させるため、各種プログラム名の変更を実施したとのアナウンスが Google Merchant Center 内にてありました。 名称変更の概要 「G...
 
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購入者に表示される名称と Merchant Center の機能名を一致させるため、各種プログラム名の変更を実施したとのアナウンスが Google Merchant Center 内にてありました。

名称変更の概要

「Google 掲載」が「無料リスティング」に、「ショッピング アクション」は「『Google で購入』のリスティング」に、「ローカル情報 Google 掲載」は「無料ローカル リスティング」へと変更されました。

Google Merchant Center に表示されたアナウンス

これまで、ヘルプ上では「Google に掲載」、Merchant Center 上では「Google 掲載」など、表記の揺れなどあり利用者が困惑するケースもありましたが、無料リスティングという名称で統一となりました。

無料リスティングという名称から、ショッピング広告が無料で掲載できるという勘違いを引き起こしそうな名称ではありますが、これまで通り、ショッピング広告とは全く別のプログラムであり、Google 広告から出稿できるものではない点は変わりません。

ちなみに、「Google に掲載」は英語名で「Surfaces across Google」となっていましたが、英語名では「free listings」となり日本語表記とも整合性が取れる形になりました。

Google Merchant Center に表示されたアナウンスの英語版

名称変更は、一部の商品フィードの属性に影響を与える可能性もあり

商品フィードの属性のうち、掲載箇所を指定することができる excluded_destination [非掲載先] 属性 included_destination [掲載先] 属性 については、今後、指定できる値も変わることが予想されます。

ただし、現時点で指定できる値について、ヘルプ上では変更が見られないので、新旧で表記が入り乱れている点はご注意ください。

excluded_destination [非掲載先] 属性 で指定できる値(2020年11月17日現在)
included_destination [掲載先] 属性 で指定できる値(2020年11月17日現在)

もし予想通り変更となっても、過去に設定された値の利用も可能と思いますが、仕様がしれっと変更になることもザラですので、定期的にヘルプページをチェックして置くと良いでしょう。

 
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Google Merchant Center で商品画像を更新しても新しい画像が反映されないときのチェックポイント https://sem-insight.com/2020/10/25/782/ Sat, 24 Oct 2020 23:00:47 +0000 https://sem-insight.com/?p=782
Google Merchant Center を利用していると、商品画像を新しいものに差し替えたり、不承認により商品画像を差し替えざるをえないケースにしばしば遭遇します。 「Google に掲載」による無料リスティング(...
 
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Google Merchant Center を利用していると、商品画像を新しいものに差し替えたり、不承認により商品画像を差し替えざるをえないケースにしばしば遭遇します。

Google に掲載」による無料リスティング(リスティング=掲載の意味)が始まるまでは、商品フィードの登録や商品画像の差し替えは、ショッピング広告や小売向け動的リマーケティングぐらいの用途しかありませんでした。

そのため、画像の差し替えが広告審査と同じ感覚で、画像を差し替えれば一両日中に反映されるだろうとお考えの方も多いように思います。

しかしながら、実際は広告の審査とは別のプロセスにて審査が行われるため、その仕組みを知っておかないと、画像の差し替えから反映まで数週間かかってしまうケースもあることはあまり知られていません。

image_link 属性で指定した商品画像は Googlebot-image がクロールする

意外と知られていないのですが、image_link 属性で指定された商品画像は Googlebot-image がクロールlink 属性で指定された商品のランディングページは Googlebot がクロールします。

Google がショップのウェブサイト全体にアクセスできるように、robots.txt ファイルを変更して「Googlebot」(ランディング ページに使用)と「Googlebot-image」(画像に使用)の両方のユーザー エージェントがサイトをクロールできるようにしてください。

robots.txt の制限により、モバイル ユーザー エージェントで商品ページをクロールすることができません – Google Merchant Center ヘルプ

広告審査で使われるのは AdsBot-Google で始まるクローラーになるので、Merchant Center では広告と異なる承認プロセスを踏んでいるということが分かります。

参考:Google クローラの概要(ユーザー エージェント) – Search Console ヘルプ

クロールって何?Botって何?という方はこちらの記事を読んでみてください。

参考:Google 検索の仕組み | クロールとインデックス登録
参考:SEO 初心者向け Google 検索の仕組み – takanoブログ

画像の差し替え方法によって反映時間が変わる

商品画像は image_link 属性にて画像がプレースされているURLを指定するため、商品画像を更新する場合は次の2つのパターンが想定されます。

①商品画像のURL(ファイル名)は同じまま、商品画像のファイルの中身だけ差し替える

image_link 属性で指定した商品画像のURLが、http://www.example.com/img/abc001.jpg だとした場合、このURLは変更せずに同じファイル名で新しい商品画像を上書き保存するケースがこれに当たります。

②新しい商品画像のURL(ファイル名)を変えて差し替える

image_link 属性で指定した商品画像のURLが、http://www.example.com/img/abc001.jpg だとした場合、新たに http://www.example.com/img/abc002.jpg といったように、別のURLを指定するケースがこれに当たります。

画像の差し替えは、②新しい商品画像のURL(ファイル)を変えての差し替えを推奨

image_link 属性のヘルプには次のように書かれています。

既存の商品の画像を変更します。既存の商品の画像を変更する必要がある場合は、新しい商品画像の新しい URL を登録します。新しい URL を登録すると、商品画像は 3 日以内にクロールされます商品画像を変更しても同じ URL のままにした場合は、商品画像が変更されたことを検出して新しい商品画像をクロールするのに最大 6 週間かかります。

image_link [商品画像リンク] – Google Merchant Center ヘルプ

ヘルプにあるとおりなのですが、前述の①商品画像のURL(ファイル名)は同じまま、商品画像のファイルの中身だけ差し替えるケースでは、クローラーが画像の中身が更新されたことを検知するまでに、最大6週間もの時間が必要になります。

しかし、②新しい商品画像のURL(ファイル)を変えて差し替える方法だと、URLの変更から3日以内にクローリングが行われるため、クロール結果に問題がなければ商品画像が更新されます。

したがって、商品画像を更新する場合は②の方法がおすすめです。

商品画像のURLを変えずに、できるだけ速く商品画像の更新を試みる方法

システム上、商品画像のURLを新たに登録することができず、でも、クローラーが商品画像の変更を検出するまで最大6週間も待てないというケースでは、URL検査ツールを使ってみると更新が早まる可能性があります。

参考:URL 検査ツール – Search Console ヘルプ
参考:URL の再クロールを Google にリクエストする – Search Console ヘルプ

ただし、再クロールのリクエストも速くて数日、遅ければ数週間かかる可能性があるので、必ずしも早くクロールしてくれるものではないことを覚えておきましょう。

また、この方法は手動で1つ1つURLを指定していく必要があるため、変更を行った商品が少数の場合に有効です。

 
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Google Merchant Center にログインしたら表示が英語だった場合の対処法 https://sem-insight.com/2020/10/17/770/ Sat, 17 Oct 2020 04:44:25 +0000 https://sem-insight.com/?p=770
Google Merchant Center の公式サイトからログインを行うと、アカウントで設定してる言語が日本語にも関わらず、何故か表示が英語になってしまうケースがしばしばあります。 実はこれ、前述の公式サイトに設置さ...
 
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Google Merchant Center の公式サイトからログインを行うと、アカウントで設定してる言語が日本語にも関わらず、何故か表示が英語になってしまうケースがしばしばあります。

ログイン直後の画面

実はこれ、前述の公式サイトに設置されたログインボタンのリンクに問題がありまして、アカウントの設定と関係なく、表示言語が英語に固定されてしまうというトラップ(?)になっています。

ログインボタンのリンクURLに言語設定のパラメータがついている

Google Merchant Center 公式ページのログインボタン

Merchant Center にログインをする場合、この公式ページからログインする方が多いと思います。

このページの中で、ログインのリンクにカーソルを合わせたときのリンク先URLを確認してみると、次のようなリンクになっていることが分かります。

実は、このURLの中に表示言語を指定するためのパラメータが含まれています。

hl=en

これです。

この hl=〇〇 というのは言語を指定するためのパラメーターになってまして、この値が en だと英語になってしまうのです。強制的に。

※話はそれますが hl=hreflang のことかなと思っていたり

表示言語を英語から日本語に戻す方法

話を戻します。

なぜ表示言語が英語になってしまうか、その仕組みが分かったので、その仕組みを利用して表示言語を日本語に戻してみましょう。

Google Merchant Center ログイン直後、アドレスバーに表示されるURL

Merchant Center にログインすると、ブラウザのアドレスバーには上記のようなURLが表示されているはずです。

このURLの文字列の中で、hl=en となっている箇所を hl=ja に書き換えて再度アクセスし直すだけです。

hl=en を hl=ja に書き換えてアクセスし直したあとの画面表示

これで日本語表示に戻りました。

このURLをお気に入りなどに入れておけば、次回からはこの作業をせずに日本語の画面のまま利用することが可能です。

この問題はGoogleへ報告済み、修正対応を待ちたい

この記事を書いている2020年10月17日現在では、未だにリンクのパラメータとして hl=en が含まれていますが、この問題についてはGoogleに報告済みですので、時期に解消されるはずです。修正対応を待ちましょう。

蛇足ですが、Googleが提供するプロダクトのほとんどで、hl=〇〇 パラメータが有効だったりするので、各種プロダクトやヘルプページを利用している最中など、とっさに言語を変えたいケースがあれば、URLを書き換えるという手段もアリです。

hl=it でイタリア語の表記にしてみた
hl=ru でロシア語

言語設定が急に日本語以外の言語になってしまうと、パニックに陥りやすくなります。特にロシア語やアラビア語など、何を意味しているのか推測も難しいような言語になるとなおのことです。

そんなときはURLの hl=〇〇 パラメータを探して、hl=ja にしてみましょう。

もし hl=〇〇 の文字列がURL内に見つからなければ、URLの末尾に ?hl=ja もしくは &hl=ja を付け加えてあげればOKです。

 
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メモ:「Google に掲載」において、商品フィードで「在庫なし」、ランディングページで「在庫あり」となっているものは審査不承認に https://sem-insight.com/2020/10/16/762/ Fri, 16 Oct 2020 14:24:00 +0000 https://sem-insight.com/?p=762
Google Merchant Center のお知らせより。 「Google に掲載」の無料の標準リスティング(日本では[ショッピング]タブで表示される商品)において、商品フィードで「在庫なし」、ランディングページで「...
 
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Google Merchant Center のお知らせより。

「Google に掲載」の無料の標準リスティング(日本では[ショッピング]タブで表示される商品)において、商品フィードで「在庫なし」、ランディングページで「在庫あり」となっているものは審査不承認になるとのことです。

無料の標準リスティングでは、販売者は在庫なしの商品をユーザーに表示できます。ユーザーの利便性を高めるため、Google では今後予防措置として、Merchant Center の商品データでは「在庫なし」になっているが、ランディング ページには「在庫あり」と表示される商品については、無料の標準リスティングを不承認にします。

重要なお知らせ: 無料の標準リスティングで在庫状況に適用される措置に関する変更 – Google Merchant Center ヘルプ

これまで、ショッピング広告を実施しているケースでも、商品フィードとランディングページ(以下、商品ページ)の在庫状況が不一致だった場合、商品単位または予防措置としての商品アイテムの不承認でアカウント単位の不承認となることがありました。

予防措置としての商品アイテムの不承認とは

商品フィードの availability 属性の値と、商品ページの在庫状況が不一致であると思われる商品が検知されたとき、例えば availability 属性が in stock (在庫あり)で、商品ページの在庫状況が “売り切れ” であるケースでは、在庫状況が不一致であるとして商品単位で不承認となります。

しかし、同様な不一致が多数検知された場合は、商品フィードの情報を更新するためのシステムに何らかの問題があると判断し、一定期間の猶予を与えた後、状況が改善されなければアカウントごと停止にするという措置です。

複数の不一致が検知された場合は、期限までに対応がなされなかった場合、アカウントを停止するという趣旨のメールが送られますので、Merchant Center からのメールは見逃さないようにしましょう。

経験上、メールを見逃してからのアカウントごと停止の措置は頻繁に見受けられます笑。

複数の不一致を放置することで、商品を探しているユーザーの体験を壊してしまう(がっかりさせてしまう)ことを予防するするための措置なんですね。これ。

参考:商品データ品質違反によるアカウント停止を含む措置 – Google Merchant Center ヘルプ

商品フィードを動的に更新していない場合は注意

一般的には、商品フィードの在庫状況と商品ページの在庫状況の多くが不一致になることはありません。

なぜなら、ECサイトであれば商品ページの表記と在庫情報は連動していることがほとんどで、在庫切れが発生してデータの不一致が発生したとしても、(設定にもよりますが)一定時間以内には商品フィードも最新の在庫状況に合わせて更新されるためです。

ただし、Google スプレッドシートなどを用いる、Merchant Center上に手動で商品データを入力している場合などは、在庫状況も手動で変える必要がでてくるため注意です。

商品ページの在庫状況は Googlebot によって自動で検出されるため、それらのように手動で在庫状況を更新する必要があるケースでは、手動で設定している在庫状況との不一致が発生しやすくなります。

在庫切れを起こさないような商品であれば気にすることはありませんが、在庫切れが発生する可能性がある商品を登録する場合は、構造化データの実装や第三者が提供する有料のツールなどを使って、在庫状況も自動で更新できるような仕組みを導入することが推奨されます。

 
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Google に無料で商品を掲載できる、「無料リスティング(旧:Google に掲載)」がいよいよ日本にもやってきた! https://sem-insight.com/2020/10/01/748/ https://sem-insight.com/2020/10/01/748/#comments Wed, 30 Sep 2020 23:50:50 +0000 https://sem-insight.com/?p=748
2020年9月30日(米国時間)、Google Merchant Center のお知らせページにて、アジア圏でも「無料リスティング(旧:Google に掲載)」が10月末までに反映されることが発表されました。 参考:無...
 
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2020年9月30日(米国時間)、Google Merchant Center のお知らせページにて、アジア圏でも「無料リスティング(旧:Google に掲載)」が10月末までに反映されることが発表されました。

参考:無料リスティングがまもなく世界中で利用可能に – Google Merchant Center ヘルプ

※Google 公式ブログでも発表があったので記事へのリンクを追加
参考:Help for retailers and shoppers in Asia Pacific

日本においては、[Google ショッピング] タブで商品の無料掲載が開始となります。

有料で掲載できる広告枠(Google ショッピング広告)は引き続き掲載され、今回ローンチされる無料の「無料リスティング」は別に表示されるようになります。

画像は SearchEngineLand の記事 「FAQ: All about Google Shopping and Surfaces across Google」より引用

「無料リスティング」は3種類のリスティングから構成されている

「無料リスティング」には3つのリスティング(掲載方式)が用意されており、掲載する面によって表示方法やデータの要件が異なります。

参考:「Google 掲載」のリスティングの種類 – Google Merchant Center ヘルプ

[Google ショッピング] タブ(shopping.google.com)

2020年10月に日本でもローンチされるのが、この[Google ショッピング]タブへのリスティングです。

画像は Google Merchant Center のヘルプより引用

価格、在庫状況、評価、ブランド アノテーションなどの商品属性が表示されます。

Google 検索(google.com)

日本での展開予定は未定ですが、Google 検索でも商品情報が表示されます。

画像は Google Merchant Center のヘルプより引用
画像は Google Merchant Center のヘルプより引用

Google 検索に表示される商品情報は、デバイスや商品のカテゴリ(ファンション系)によって様々な表示がされます。

This is an example Organic Offers via Google Search
画像は Google Merchant Center のヘルプより引用

特定の商品はナレッジパネルの形式で表示されることも。

Google 画像検索(images.google.com)

こちらも日本での展開予定は未定ですが、Google 画像検索でも商品情報が表示されます。

画像は Google Merchant Center のヘルプより引用

この表示形式は日本においても見かけることはありますが、現時点ではGoogle Merchant Center から意図的に表示させる方法はありません。恐らくですが、日本ではGoogleがインデックスした情報からリッチリザルトに対応したものを自動的に抽出しているものかと考えます。

参考:商品  |  Google 検索デベロッパー ガイド  |  Google Developers

「無料リスティング」に必要な商品フィードの属性要件

「無料リスティング」に商品を掲載するためには商品フィードの準備が必要になりますが、リスティングの形式(掲載方式)によって登録が必要となる属性は異なります。

参考:Google に商品を無料で表示するためのデータ要件と資格要件 – Google Merchant Center ヘルプ

標準リスティング(最低限必要になる属性)

拡張リスティング(色々な掲載方式に対応するために推奨)

商品フィードを作らなくても商品の登録はできる

「+」をクリックすると個別に商品の登録が可能です。

表示されている項目について情報を入力していくだけでOK。

すべての商品に対応できるような商品フィードを作る余裕は無いけれども、せめて主力の商品だけは対応したい…!という場合は、この画面から個別に商品を登録しておくだけでも良いでしょう。

ショッピング広告を実施している広告主なら、プログラムのオプトインだけで対応可能

左側のナビゲーション メニューで [成長] に移動し、[プログラムの管理] をクリックして [無料リスティング(旧:Google 掲載)] を選択すると、詳細を確認することが可能です。

今後は他のリスティングへの掲載も期待

今回のローンチは「無料リスティング」のうち、[Google ショッピング]タブへのリスティングのみ対象となりましたが、今後は「Google 検索」「Google 画像検索」への掲載も期待できます。

この種の機能は先行者へのアドバンテージが多い(競合が少ない&知見を早く溜められる)ので、ECを運営されているみなさまはぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。

 
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https://sem-insight.com/2020/10/01/748/feed/ 1
メールアドレスをSHA-256でハッシュ化するExcelマクロ(ソルト値対応版) https://sem-insight.com/2020/09/25/729/ Thu, 24 Sep 2020 22:00:00 +0000 https://sem-insight.com/?p=729
Google 広告のカスタマーマッチや、Twitter広告のリストに基づくテイラードオーディエンスを利用する場面など、広告主が持つe-mailアドレスのリストを各プラットフォームにアップロードし、広告のターゲティングに活...
 
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Google 広告のカスタマーマッチや、Twitter広告のリストに基づくテイラードオーディエンスを利用する場面など、広告主が持つe-mailアドレスのリストを各プラットフォームにアップロードし、広告のターゲティングに活用する機会が増えてきました。

しかし、個人情報が判別できてしまう状態のままのe-mailアドレスリストをアップロードすることに抵抗がある方も少なくないかと思います。

また、広告の運用を広告代理店にお願いしているケースでは、個人情報が判別できる形のリストを広告代理店の担当者に渡すことなども、当然ですができません(契約上OKのケースもあるかもしれませんが…)。

こういったセキュリティのリスクに対して、プラットフォーム側は予めハッシュ化(暗号化)されたe-mailアドレスリストのアップロードに対応しているケースが多いです。

ハッシュ化されたリストのアップロードに対応している媒体

主要なプラットフォームの仕様を確認してみると、事前にハッシュ化する場合はSHA-256という形式でハッシュ化したリストであればアップロードすることが可能であるケースが多いです。

※Facebook広告の場合はアップロード後にプラットフォーム側でハッシュ化を行う仕様になっています。代理店など第三者に広告運用をお願いしている場合は、自社のビジネスマネージャーと代理店のビジネスマネージャーをパートナーとして連携した上で、自社のビジネスマネージャにカスタマーリストをアップロードし、生成されたオーディエンス(ハッシュ化済みデータ)を代理店のビジネスマネージャーに共有する形で利用してもらう形式になります

大量のメールアドレスをまとめてSHA-256でハッシュ化するExcelマクロを作りました

Google 広告でカスタマーマッチが登場した2015年当時にも、メールアドレスをSHA-256でハッシュ化するマクロを作成し、公開しておりました。

時は流れ、2020年9月にYahoo!広告で顧客データのインポート機能が実装されましたが、顧客データのアップロードにはe-mailアドレス+ソルト値をハッシュ化したものが必要となり、これに対応する形でマクロを更新しました。

先に注意点とか懸念点とか

Yahoo!広告からのリリースヘルプには、なぜかハッシュ化の形式が記載されていないのですが、ハッシュ化後のサンプルが32bit長の文字列だったことと、他媒体と異なる方式は取らないだろうという推測から、おそらくSHA-256のソルト値あり形式だと考えられます。

ハッシュ化の方法を指定しないと、プラットフォーム側で持つハッシュ化情報との整合性が取れないと思うのですが…。

※追記

Yahoo!広告のサポート窓口に確認したところ、SHA-256方式でハッシュ化すればOKとのことでした。ですので、本マクロで対応可能かと思います。

ファイルのダウンロード

こちらからどうぞ。

sha256hashmacro_ver.1.3b.zip

sha256hashmacro_ver.1.31b.zip

使い方

C列にe-mailアドレスを貼り付けて、変換ボタンをクリックするだけです。E列にハッシュ化されたe-mailアドレスが反映されます。

最大30万アドレスまで対応していますが、処理するアドレスが多ければ多いほど処理に時間がかかります。パソコンの性能によっては高負荷でパソコンが一瞬止まるかもしれません。その場合は何回かに分けてお試しください。

処理対象のe-mailアドレスがメールアドレスとして妥当と判断されたもののみ処理されます。妥当と判断された場合はD列にTrueと表示されます。

ソルト値を付けた上でハッシュ化する場合は、B16セルにソルト値を入力してから変換ボタンをクリックしてください。D16セルにて、ソルト値をe-mailアドレスの前に付与するか後ろに付与するか選択可能です。デフォルトではe-mailアドレスの後ろにソルト値をつけてハッシュ化します。

免責事項

このマクロを利用したことによってどのような損害や不利益が発生したとしても、当サイトや作者はその責任は一切負いませんので、自己責任下にてご利用ください。

余談:Excelマクロでハッシュ化ツールを作った理由

純粋にオンラインで提供されているツールで変換するのって怖くないですか?裏でログを取られていたら怖いな…と。ただそれだけです。

Excelマクロで提供すれば、オフラインの状態で使っていただけるので、インターネットから切断した状態で使っていただき、このマクロで変換し、ハッシュ化リストは別ファイルにコピペして保存。

マクロ自体も生データを貼り付けた状態では保存せずマクロを閉じれば、情報流出のリスクがオンラインツールのそれと比べて低くなるかなと思いまして。

それでも裏側で情報とっているんじゃないの?と思われるようであれば、別のサービスをお探しいただくか、自力でプログラムを書いていただければと思います…。

マクロに関する不明点や問い合わせなど

こちらのお問合せフォームか、Twitterの @sem_insight 宛にDMとかいただければ対応するかもしれません。たぶん。気が向けば…。

 
Source: SEM Insight
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