このブログも、少しずつではありますが、リスティング広告について、少しずつ触れていこうと思います。
初回は、「リスティング広告に必要な3つの要素」です。
毎度下手な図で申し訳ありませんが、次の図にリスティング広告に必要な3つの要素をまとめてみました。
それぞれについてお話をしていこうと思います。
Contents
1.キーワード(KWやKWDと表記されることも)
検索ユーザーが「どのようなキーワードで検索をしたときに広告を表示させるか」を、事前に決めておきます。
例えば、商品が「口紅」だとしたら、登録する(広告を表示させる)キーワードは、「口紅」「口紅 おすすめ」「ルージュ」など、必ず商品に関連するものにしておきましょう。
※ちなみに、「口紅 おすすめ」など、2語以上の単語で構成される検索キーワードのことを、掛け合わせキーワードや掛け合わせワードなどと呼ぶことがあります。
2.広告文
検索ユーザーが、検索エンジンで検索をしたキーワードと、広告主が登録をしたキーワードが一致した場合に、検索結果のページに表示をさせる、商品アピールとなる文章です。
今回は詳細まで触れませんが、Google AdWordsとYahoo!リスティング広告では、広告文として使える文字・文字数などが異なりますので注意が必要です。
3.ランディングページ(LPと表記されることも)
検索ユーザーが、リスティング広告をクリックしたときに遷移するページをランディングページと呼びます。広告文やキーワード単位で、どのランディングページに検索ユーザーを誘導するかを決めることができます。
以上の3要素をもって、初めてリスティング広告によるユーザーの誘因が可能となります。
ここで覚えていただきたいのは、リスティング広告の成果は、これらの3つの要素は足し算ではなく、かけ算によって成果が左右されると言うことです。
例えば、
キーワードを「口紅」、ただし広告文には「口紅」は含まれていなかったとします。
「口紅」で検索するユーザーは、口紅関する情報を集めたり、買おうとしている人であると想定できますので、広告文に「口紅」が入っていなければ、広告はなかなかクリックされません。同じように、広告文に「口紅」を謳っているにもかかわらず、ランディングページが売りたい「口紅」の情報があるページではなくて、サイトのトップページだったとしたらどうでしょうか。
せっかくサイトに訪れたユーザーも、トップページから売りたい「口紅」のページまですすむことはなく、ユーザーはサイトから離れてしまうでしょう。
まとめ
このように、リスティング広告では「キーワード」「広告文」「ランディングページ」のそれぞれの要素が、いかに一貫性・関連性を持たせて検索ユーザーにアピールできるかで、広告の成果が大きく左右されます。
「キーワード」と「広告文」、「広告文」と「ランディングページ」、「キーワード」と「ランディングページ」のどこかで一貫性・関連性が欠けてしまうと、モチベーションのあるユーザーを上手く購買に結びつけづらくなり、結果として広告の費用対効果が下がってしまいます。
どの要素もおろそかにできない、欠けてはいけないという意味で、それぞれの要素は常にかけ算であると、頭の隅っこに持っていただけると良いと思います。