共通言語で話しませんか?

今回の記事は趣向を変えて、僕が仕事をしている上で気をつけないとなと思うことをちょっと書き連ねてみます。自戒も含め。

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共通言語ってなんだろう?

それは、その人がいる場所において、他人とコミュニュケーションをする場合に、他人が理解できる言葉。僕はそう思います。

リスティング広告で言えば、管理画面だったり、ヘルプで使われるような用語がそれに当たりますね。

 

広告業界の慣習と共通言語

リスティング広告も広告ですから、いわゆる広告業界の共通言語というものがあるのですが、リスティング広告で言う共通言語だったり、誰に対して使うかという点では、それと比べるとやや異なった性質を持っていると思っています。

例えば「TD」という表現。

「TD」とは「Title & Description」の略語なのですが、日本語に訳せば「タイトルと説明」なので、いわゆる広告文の事を指すものとして使われています。でも、これって管理画面だったりヘルプには出てこない用語ですよね。しかも検索エンジンで「TDとは」と検索したって、大抵はHTMLのTDタグの説明が出てきてしまうわけです。

そんな言語を社内の人間だったり、依頼をしてくれているお客様に対して安易に使っていたりしていませんか?この言葉の意味を知らない人からすれば「?」となってしまうわけです。

僕も代理店で働いていた頃は、そういうものなのだと思って使っていましたが、今は違います。やっぱり、依頼してくれる方に対しては分かりやすく説明をするのが必要だと思うし、それにはリスティング広告の共通言語を使うのが礼儀だと思っていますし、そういうふうに説明できるよう心がけています。

たまに、無意識のうちに使ってしまっていることもあるかもしれませんが・・・。

 

最低限使うことを心がけたい用語たち

実は、2年以上前に「リスティング広告で使われる用語(指標関連)」という記事を書いていたのですが、今でも検索エンジン経由でこの記事に訪問する人が多かったりします。なので、ちょっと手を加えてもう一回ご紹介したいと思います。

用語その他表記・略称など意味
インプレッション数
表示回数
Impression
IMP(Imp)
実際に広告が表示された回数
クリック数Click
Click Through
CTs
実際に広告がクリックされた数
クリック率Click Through Rate
CTR
広告がクリックされた割合
⇒クリック数÷インプレッション
平均CPC
平均クリック単価
Cost Per Click
CPC
1クリックにかかった平均の単価・金額
⇒コスト÷クリック数
コスト
ご利用金額
Cost発生した広告費
⇒コスト≒クリック数×平均CPC
平均掲載順位Rankある期間に表示された広告の掲載順位の平均値
コンバージョン数Conversion
CV
CVs
広告から発生した成果の数
コンバージョン率Conversion Rate
CVR
クリック数に対して発生した成果の割合
⇒コンバージョン数÷クリック数
顧客獲得単価
獲得単価
コンバージョン単価
Cost Per Action
Cost Per Acquisition
CPA
1コンバージョンあたりの費用
⇒コスト÷コンバージョン数
広告投資対効果ROAS
Return On Ad Spend
広告費に対して発生した売上の割合(%)
⇒広告から発生した売上額÷広告費 ×100(%)
広告文TD
Title & Description
テキスト形式の広告文

 

最後に

担当者同士で略語などを使うぶんには問題はありませんが、その他の人に対して、話し言葉はもちろん、レポートやメールでもできるだけこういった共通言語を使うことで、分かりやすいコミュニケーションを取れるように心がけましょう。すごく小さなことですが、こういった部分もビジネスを円滑に進める上で重要だったりするのかなぁと思ったりします。

僕も無意識のうちに使わないよう、引き続き意識していかないとね。

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