急速にインプレッションも効果も伸ばし続けているGoogle AdWordsの商品リスト広告。まだまだこれからも成長が見込まれる配信方法です。
その中で、複数のアカウントで商品リスト広告を最近開始したのですが、アカウントによっては効果の明暗が分かれているなと感じたので、思うことを書き綴ります。
意外と商品リスト広告は既にレッドオーシャンなのかもしれません。
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表示されない商品リスト広告
直近で、複数の業種で商品リスト広告を開始しているのだけれども、私の感覚では業種によってかなり明暗が分かれている気がします。
とある業種は数十円で多くのインプレッションをし、とある業種はデータフィードに全く不備がないにもかかわらず500円以上入札をしても、全くインプレッションをしないものも。
Googleがどのようなアルゴリズムで商品リスト広告を表示しているのかは、キーワードとフィードの関連性と入札金額という他はブラックボックス。検索連動型広告は分かりやすいから対処できるのだけど、フィードにエラーがなく、入札単価も高くしてGoogleシヨッピング内では1位でも、検索連動型広告には全く表示されないという謎の仕組み。
でも、表示されない、表示されにくい傾向があるときは、検索結果がだいたいこのような感じになります。
その傾向とは、半分近くがYahoo!ショッピングで埋め尽くされているとき。そして、全く同じ商品が複数出ることも珍しくはない。
Yahoo!ショッピングがきっとユーザーを迷わせている(かも)
Yahoo!ショッピングをDisりたくはないのですが、検索結果に表示されるショップの半数以上が、Yahoo!ショッピングを占める場合が多発。
ちなみにどのくらいのお店がポロシャツを出しているのか、ショッピングの検索結果を見てみると次の通り。
約半分がYahoo!ショッピングで埋め尽くされる。
ちなみに、同じ総合ECの楽天は1つのみでYahoo!ショッピングのようにショップ名ごとという風に乱立しない。ショップ名は楽天で統一。ショップ名である楽天市場をクリックすることで、実際に楽天で販売されている様々なお店のいろいろな商品が出てきます。楽天ショップの名前はこの時点では表示されない。
商品リスト広告におけるYahoo!ショッピングの問題点
ショップ個々の名前が表示されるということは、それだけアカウントを持っているということだし、おそらくそれ自体はGoogleショッピングのポリシーには抵触しないのだろうけど、問題は個々に表示されるショップが意識的に商品リスト広告を出稿しているかどうかという点だと思う。おそらくYahoo!ショッピング内のストアが自らというよりは、Yahoo!ショッピング側が出しているんじゃないかな。推測なので間違っていたらごめんなさい。
だから、取り扱いショップの選択肢を広めれば広めるほど利益を生む可能性は高くなるので、あとは分かるよねというお話。
もちろん損益分岐の関係で、今後Yahoo!ショッピングだけで埋め尽くされてしまうようなことは無いだろうけれども、かなりな割合で占め続けるとすれば、新規参入をしてもこれらの影にずっと隠れてしまうことになりかねないんじゃないかな。
既にこのフィールドからフェア感が感じられなくなるのは僕だけなのでしょうか。
今後の可能性は?
商品リスト広告自体は、今急速に伸びているメニューで効果が良いという点では間違いないです。と言うのは1年前のお話で、今はここに「表示することができれば」という1文をつけるのが適切なのかなと思います。
とは言え、商品リスト広告に入札できる環境を作ったということは、ダイナミックリマーケティングも利用できますので、早々にこのあたりにも着手することで、まだまだ可能性があります。
商品リスト広告には私も現に苦慮しておりますが、他人のことばかり気にしていても問題の本質ではない気がするので、ブラックボックスの中でどう戦ってくのか、データフィードの品質向上に取り組むのみです。
また2013年9月16日に商品フィードの仕様の変更もあるので、また異なった展開になるのかもしれませんし、やる前から諦めるというのは非常にもったいない事なのではないかなと思います。
[…] ①[コラム]商品リスト広告に参入する余地はあるか
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